家の外まわりを見て、「そろそろ塗り替えたほうがいいのかな?」と感じることはありませんか?とくに築10年以上たったお住まいでは、外壁だけでなく屋根の劣化も気になってくる頃です。
そんなときに気になるのが、「屋根と外壁、塗装は一緒にやるべき?別々がいいの?」という疑問。実は、同時に塗装することで、費用や仕上がりの面で多くのメリットがあるんです。本記事では、屋根と外壁を同時に塗装する理由や、そのメリット、注意点についてわかりやすくご紹介します。
1⃣屋根と外壁の同時塗装で得られる3つの大きなメリット
屋根と外壁を同じタイミングで塗装することで、以下のようなメリットがあります。
1. 足場代を1回で済ませてコスト削減
外壁や屋根の塗装には、高所作業のために足場を組む必要があります。
しかし、この足場代、決して安くはありません。一般的な30坪前後の住宅で、15〜25万円程度かかることもあります。
もし屋根と外壁を別々のタイミングで塗装した場合、足場を2回組む必要があるため、その分の費用が倍になってしまうのです。
以下の表をご覧ください。
| 項目 | 別々に塗装 | 同時に塗装 |
|---|---|---|
| 足場代 | 約20万円 × 2回 = 40万円 | 約20万円 × 1回 = 20万円 |
| 合計コスト | 高くなりがち | コスト削減できる |
このように、一度にまとめて塗装することで、足場代だけでも10万円〜20万円以上の節約になることが多いのです。
2. 見た目の統一感がアップ
屋根と外壁を別々に塗ると、どうしても色のバランスが合わなくなることがあります。特に外壁を新しく塗ったあとに屋根を塗ると、「なんだかちぐはぐな印象…」となってしまうことも。
しかし同時に塗装すれば、全体の色のバランスを考えながら選べるため、家全体がスッキリとまとまり、見た目も美しく仕上がります。
3. 工事中のストレスが1回で済む
工事中は騒音や業者の出入り、洗濯物の制限など、何かと気を遣うことが増えます。
それを2回に分けて行うのは、正直つらいですよね。
同時に行えば、工事の期間も1回で終わるため、精神的な負担も少なくなります。
2⃣こんな場合は同時塗装がおすすめ!判断の目安とは?
「うちはまだ外壁だけでいいかも…」と思っていても、屋根と外壁の塗装タイミングを揃えたほうが良いケースは意外と多いものです。ここでは、同時塗装をおすすめできる具体的なケースや判断のポイントをわかりやすくご紹介します。
築10年以上経過している
日本の住宅の多くは、築10年を過ぎた頃から外壁や屋根の劣化が進みやすくなります。
以下のような症状が見られたら、そろそろ塗装を検討するサインです。
- 外壁にヒビ(ヘアークラック)が見える
- チョーキング(白い粉が手につく)
- 屋根の色が薄れてきた
- 苔やカビが目立つ
このような症状が外壁にも屋根にも出ている場合は、同時塗装が断然おすすめです。どちらか片方だけ塗っても、もう一方の劣化が進んでいれば、再び早期の塗装が必要になってしまうかもしれません。
太陽光発電やアンテナが設置されている場合
屋根の上に太陽光パネルやアンテナがあると、足場を設置するにも手間がかかり、塗装作業が難しくなることがあります。
そのため、足場を一度で済ませられるタイミングで、屋根と外壁の両方を塗装するのが効率的です。
外観のイメージチェンジを考えている
「家の印象をガラッと変えたい!」というときも、屋根と外壁を一緒に塗り替えることで、色の組み合わせを自由に選べます。
たとえば以下のような組み合わせ例があります。
- 外壁をクリーム色、屋根をダークブラウンにして優しい印象に
- 外壁をグレー、屋根をブラックでスタイリッシュに
見た目を一新したい場合は、一体感を持たせるためにも同時塗装がぴったりです。
3⃣同時塗装をするときの注意点と失敗しないためのコツ
屋根と外壁を同時に塗装することは多くのメリットがありますが、いくつか注意すべきポイントもあります。ここでは、よくある失敗例や、その回避方法、事前にチェックすべきポイントをまとめました。
塗料のグレードを統一しよう
屋根と外壁では、使用する塗料が異なることがあります。
たとえば、屋根は紫外線や雨風を直接受けやすいため、耐久性の高い塗料を選ぶ必要があります。一方、外壁はカラーバリエーションや防汚性を重視する場合もあります。
しかし、塗料の耐用年数に差がありすぎてしまうと、どちらか一方だけ早く劣化して再塗装が必要になる可能性があります。
| 塗料の種類 | 耐用年数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| シリコン系 | 約8〜10年 | 価格と耐久性のバランスが良く、最も一般的で選ばれやすい |
| ラジカル制御型 | 約12〜15年 | 劣化原因を抑える技術で、シリコン以上の耐久性と高コスパ |
| フッ素系 | 約15〜20年 | 非常に高耐久で汚れにくく、塗り替え回数を減らせる |
| 無機系 | 約15〜20年 | 最高グレード。劣化しにくく、長期メンテナンスを重視する方向け |
屋根と外壁の耐用年数が近い塗料を選ぶことで、次回の塗装タイミングを揃えやすくなります。
施工実績のある業者を選ぶ
外壁と屋根、両方の塗装を一度に行うため、施工の技術や段取りがしっかりしている業者でないと、仕上がりに差が出てしまう可能性があります。
信頼できる業者を選ぶためには、以下のようなポイントをチェックしましょう。
- 過去の施工事例を見せてくれるか
- 塗料の種類や工程について丁寧に説明してくれるか
- 保証内容が明確に記載されているか
特に、屋根の塗装は見えづらい場所だからこそ、手抜き工事のリスクも高まります。
施工中の写真を提供してくれる業者を選ぶと安心です。
カラーシミュレーションで仕上がりを確認
屋根と外壁を同時に塗装することで、家の印象が大きく変わることがあります。「思っていた色と違った…」という失敗を防ぐために、カラーシミュレーションを活用しましょう。
事前に複数パターンを見て比較しながら決めるのが失敗しないコツです。
4⃣外壁と屋根の色の組み合わせで見た目の満足度アップ!
屋根と外壁を同時に塗装する最大の楽しみのひとつが、「色選び」です。外観の印象は色の組み合わせで大きく変わります。上手に色を選べば、まるで新築のような仕上がりになります。ここでは、主婦の方にもわかりやすいように、色選びのポイントと人気の配色例をご紹介します。
色選びで失敗しない3つのポイント
- 屋根は外壁よりも濃い色にするのが基本
- 屋根が濃く、外壁が明るいと自然なグラデーションで落ち着いた印象になります。
- 周囲の住宅や景観と調和を考える
目立ちすぎず、周囲の家並みに馴染む色にすると安心感があります。
汚れにくさも考慮する
白やベージュ系は清潔感がありますが、雨だれやほこりが目立ちやすいため、外壁にはややグレーがかった色が人気です。
人気の配色パターン
| 外壁の色 | 屋根の色 | 印象 |
|---|---|---|
| ベージュ | ダークブラウン | 温かみがあり落ち着いた雰囲気 |
| ライトグレー | ブラック | モダンでスタイリッシュな印象 |
| アイボリー | グリーン系 | ナチュラルでやさしい印象 |
| ホワイト | ネイビー | 清潔感があり上品なイメージ |
色選びに迷ったら、カラーシミュレーションや過去の施工事例を見せてもらうのがコツです。また、外壁と屋根に使う色の数を抑えることで、より統一感のある外観に仕上がります。
家族と一緒に選ぶ楽しみも
色決めは、ご家族で話し合いながら進めると、家への愛着がより一層深まります。特に毎日家を眺める時間が多い方は自分が「これがいい!」と思える色を選ぶことが大切です。
5⃣施工前に知っておきたい!屋根・外壁同時塗装の流れ
初めての塗装工事では、どのような工程で進むのか不安に感じる方も多いですよね。ここでは、屋根と外壁を同時に塗装する際の、一般的な流れと事前準備のポイントを、やさしく解説します。
一般的な塗装工事の流れ
以下は、外壁と屋根の同時塗装における基本的な工程です。
①近隣へのごあいさつ
工事の音や塗料の臭いが発生するため、業者が近隣へあいさつ回りを行うのが一般的です。
②足場の設置・飛散防止ネットの設置
高所作業のために足場を組み、安全と塗料飛散対策のネットを張ります。
③高圧洗浄
屋根・外壁に付いた汚れやカビ、古い塗膜を水圧でしっかり洗い流します。
⓸下地処理・補修
ヒビやサビなどの劣化部分を補修し、塗料がしっかり密着するように整えます。
⑤下塗り・中塗り・上塗り(3回塗りが基本)
下塗りで密着力を高め、続けて2回の塗り重ねで美しく耐久性のある仕上がりに。
⑥完了検査・仕上げ確認
業者と一緒に仕上がりを確認。不備があれば手直しされます。
⑦足場解体・清掃
足場を撤去し、周辺をきれいに掃除して終了です。
工事期間の目安
一般的な戸建て住宅で、屋根と外壁の同時塗装には約10日〜2週間ほどかかるのが一般的です。天候により多少前後することもあります。
| 工事内容 | 所要日数の目安 |
|---|---|
| 足場設置・洗浄 | 1〜2日 |
| 下地補修 | 1〜2日 |
| 塗装(3回塗り) | 4〜6日 |
| 検査・片付け | 1〜2日 |
工事中の生活の注意点
- 洗濯物が外に干せない期間があるため、室内干しやコインランドリーの準備を。
- 工事車両の駐車スペースが必要になるため、事前に相談しておくと安心です。
- 小さなお子様やペットがいるご家庭は、騒音や臭い対策も確認しておきましょう。
施工の流れを知っておくことで、安心して塗装工事に臨むことができます。
6⃣まとめ:屋根と外壁は同時塗装で賢くメンテナンス
屋根と外壁の同時塗装は、費用を抑えつつ住まいを長持ちさせる効率的な方法です。足場代の節約や工期短縮に加え、外観を一新でき、生活への負担も軽減できます。
築10年以上で色あせや汚れが気になる方、将来の塗装費用を抑えたい方には特におすすめ。
成功のカギは、信頼できる業者選びと計画的な塗料・色選びです。
塗装は家を守るための大切な投資。同時塗装で、コストと美観、安心をまとめて手に入れましょう。
稲城市を中心に、 屋根塗装、外壁塗装、防水工事、室内塗装を行っています!
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